命は知っている

ロームシアターの会場入り口にて、お迎えして下さった高麗さんの立ち姿が、あまりにも透明感溢れる美しい光だったので、思わずお声がけしてしまいました。その美しい姿でコンサートが始まる前から、沸き立つ気持ちがありながら、どこかで空白になる自分への不安が拭い去れないまま席に座りました。

メッセージに驚き、姿勢を正し耳を傾けるものの、先生のピアノの音が遠く聞こえます。まるで何かが間に立ちはだかっているかのように、私の中に響かず焦りました。これが今の自分の状態と認めた時、演奏が終わりました。

「国うみ」「まほろば」メッセージをお聞きした時は、はっきりとした意味は分からずとも、先生の演奏の中でその言葉の美しくも力湧き出る、あたたかい古の音の響きは、命は知っていると分かります。今は言葉にならずとも、必ず表現できる時がくると、その表現をし続けます。

パソコンでの作業時間が長いですが、以前から表したいと思いながらも、長い間やらなかったことを、2月から始めました。始めてみると、自分と向き合い、言葉でどう表すか考える事が多くなりました。思いあぐねる時は、言葉が見つかりませんが、今朝は素早く生まれることが、ありがたいです。今日のアントレプレヌールサロン、よろしくお願いします。