命が助かったことに感謝し、これからの私の使命を考えてます
私は2013年に夫婦で熱海に移住しました。そして、高齢化率が高く、坂と階段が多い熱海で介護タクシーと訪問介護事業の会社を起業しました。
特に伊豆山という地域は急勾配の場所も多く、階段も多い地域で、外出に困っている高齢者も多いため、また、導かれるように、いろんなことがうまく決まり、拠点となる事務所は伊豆山になり、いろんなことを乗り越えながら、開業して8年半が過ぎました。
発災した日、数分遅かったら国道に流れてきた土石流に巻き込まれていたかもしれない、、と思うと、助かった命を生かしていく、、と強く思います。
あの日は土石流で見慣れた景色が一変し、道がもう一本の川のようになっており、消防団の方と一緒に事務所のある岸谷という周辺に住んでいる高齢者が、自宅に取り残されていないか、無我夢中で走って訪ねていき、数名を避難誘導し、その場にいた皆様と力を合わせて、高齢者の方を避難所に送ることができました。
1週間過ぎた今も、行方不明の方がいます。
家を流された方、大切な方を亡くされた方ももたくさんいます。
土石流の発災した伊豆山以外のエリアの熱海は安全ですが、心を痛めている方も多いです。
そんな中で、被災した方々に、自分になにが出来るか、、と考えて行動されている方が、熱海には多いと感じます。
私も自分のデキルことを精一杯考えて、命あることに、感謝し、伊豆山でこれまで事業を継続してきた意味、使命を、考えて、長期戦になるだろうこの事態を乗り越えていきます。
私の名前には「愛」という字があり、夫は「豊」です。
伊豆山の方々が 、愛で心が豊かになれるように、がんばっていきます。
各地で大雨警報など、出ているので、皆様もお気をつけください。
ありがとうございます
河瀬愛美