可能性
三鷹の地での素晴らしきコンサートをありがとうございます。立待月の明るい光を浴びスキップしながら帰りました。
身体に音の波が次から次へと響き、前の音がありながら新しい音が融合し、いつまでも音の波が身体に鳴り続ける。調和、平和、愛、神。コンサートには全てがあります。今日は午後から不整脈が頻発し、コンサート会場についてからも脈が飛びっぱなしでどうしたのだろうかと思っていました。とはいえ命に関わることでもないと普通に過ごしているのですが、気持ちが悪い状態でした。そして、コンサートはじまり、身体を音の波に任せているうちに一部の途中頃から脈が整いました。コンサートで身体の調律をしていただいた心地です。甦る感性。音の中に身を置いているうちに自分ではない何者かの感性のようなものに強制され型にはまっていた状態が解き放たれ、不可能なんてないのだ、可能としていくのだと感じました。あきらめも人任せも作られた状態だとも感じます。
二部では愛ある二人が出会い恋したらどうなってしまうのだろう、恋は愛に昇華することはあるのだろうかなど頭の片隅に浮かびつつ、本当に心地よく母の胎内とはこんな感じであったろうかと身を任せておりました。アンコールでの皆さんとの拍手は楽しく明日への気概に満ちてきます。今日もコンサートをありがとうございました。
後藤美香