即興詩

刻々とニュースで伝わり来る世界の情勢に、今この時高句麗伝説が開催されるという巡りの計り知れない尊さを改めて受けとめます。昨日ビデオ講演会サロンに参加させて戴き、高麗さんが即興詩を詠まれる場に居て本当に全身鳥肌がたつのでした。詩であり言葉でありお声に心打たれるのはもちろんのことでありながら、高麗さんが即興詩を詠まれる・・・というその時その場で起こっていることそのものに体中で打たれ、震えるのです。海外においては詩人は神様の使いとして大切にされると伺ってきたことにも心底うなずきつつ、けれど過去の詩人の方とははるかに繋がる世界が違う、高麗さんの即興詩。過去に生きた詩人の方が繋がりようもなかった存在と繋がり生まれる、即興詩。以前レバノンにて、芸術界の巨匠にお会いになられた時に「貴女のやることは、詩を詠むこと。世界を変えるのは詩を詠むこと」と高麗さんに仰ったとのお話が鮮やかに蘇ります。そしてまた、アルメニアでしたでしょうか、高句麗伝説開催前に出演されたTV番組にて詩を詠んで欲しいとの要望に応え、その場で即興詩を詠まれた高麗さんを涙目でご覧になっていた司会者の方のお顔も思い出されてなりません。人の心を変え、状況を変え、世界を変える言葉、表現の力を改めて受けとめ考える今。いつにも増して計り知れない時の尊さに深く深く頭を垂れ、明日、1月 11日、始まりの記念日に三鷹の地で開催される高句麗伝説に向かわせて戴きます。身を置けますこと、心よりありがとうございます。