北緯40度の地で
北緯40度の地、盛岡でのコンサートに身を運ばせていただき、この地で表現される先生のメッセージ、音をきかせて頂けますこと、深く感謝とことばにつくせません。
8月の盛岡のコンサートで、「急遽お盆に合わせて」銀河鉄道が「愛の究極」を客車いっぱいに積んで盛岡に戻ってきてくださったメッセージに、涙よりなかった深い衝撃は今も心に有り続けています。
コンサートの日にひとと話す中で感じたことは、問題であることや深刻な状況は現実でありながらも、不安や争いはむなしく、そのことだけでは生きていないのです。
生命が存在していること、おおいなるはたらきに生かされてここに在ることは真であり、静かな心になり、ただ踏み出し進んでいくだけという気持ちでコンサートに向かいました。
間違った表現を正して頂くメッセージを頂き、わかっていくことへ深めていけますこと、感謝します。
コンサート前に、高麗さんのビデオ講演会をお聴きすることができ、高麗さんのお心を感じ有り難く、見えないところをきれいにとあらためて心します。
具合の悪い方がおられ、胸の痛みは自分もつながることであり、受けとめ考えました。
一部のメッセージをお聴きし、9月の盛岡コンサートのメッセージで、「北緯40度を一巡して」宇宙に飛び立つ銀河鉄道に、天使が乗客として登場したことをおもい起こしました。音に集中しようとし、浮かぶことを払い、そのうちに広い大きな宇宙にただよっているような、不思議な経験はなんと表現したらよいのでしょうか。
二部の、天使があまりに一生懸命人間に寄り添いサタンになってしまったメッセージに涙あふれ、「生命はつくれません」とのお言葉が心にしみて、まだある胸の痛みのままにお聴きしました。どこまでも繊細に響く美しい音、この上なく澄んだ空間、真に美しく生きていきたいと切望します。アンコールの音に胸が拡がり、さいごのアンコールは会場全体ひとつに自分も拍手しながら涙あふれ号泣を抑え、大きな何かが解放され、感謝よりありません。
長い時間旅行をしたような、北緯40度の地、盛岡の地でのはかりしれない経験をさせて頂きやることがあり、宇宙に大きく生きて大事なことをお伝えしていきます。
先生、高麗さん、心よりありがとうございます。
天田敬子