北上川の水面
東京に帰る日の朝、10月10日に結工房にていだきしん先生に焙煎していただきました高麗屋スペシャルコーヒーを淹れました。全て受け容れてこそ、真にやさしいことがわかるとコーヒーから教えられ、頭でこれはいけないと言いきかせることなく、あるがままを受け容れながら、ベランダに出て、外の風景を眺めながら、先生が作ってくださった器にてコーヒーを頂きました。真にやさしいことを生命で経験し、生命光に包まれ、感謝があふれます。川の水面が見え、そのどこまでも澄んで透明な美しさ、清らかさに先生の奥様、晴美様に出会いました。この川に流れは晴美様が生まれた北上川に続いていると感じるだけで、涙あふれ、魂震えます。魂の故郷に帰っておいでと聞こえ、また涙あふれます。先日の東北センターでの講演会にてお話させていただきましたが、先生に出会える9ヶ月前、体が動くうちに北へ行きたくて、盛岡までたどり着き、北上川の畔りを歩いている時、川の水面に光を見、「生きていく」と胸の内に光を見出したのです。先生にお会いした時にこの時のことをお話させていただくと、真の自分の生命の光を見たのだね、とおっしゃっていただき、涙あふれました。この経験があったので、先生に出会えるまで、生き長らえてきたのだと受け止めています。今日はその時の事から、晴美様の事を今ここに感じ、全身涙が流れているようでした。弘前からのお便りで早春の草花の便りをいただくと、北の大地の雪解けの音と香りがしてくるのです。「生きている」と実感できるこの音と香りが大好きです。それも人間とし「生きている」と実感できるぬくもりまで伝わってくるのです。今日はこの時の音と香りがし、血が通う人間であることを取り戻し、心豊かにぬくもりあふれ生きる事を取り戻し、美しい山河に声を出しお礼を申し上げ、盛岡の地を離れました。今日は、先生焙煎コーヒーが生命に沁み、何度も淹れ、深く味わいいただきました。身支度や家の整理をし、東京に帰る日の朝はとても忙しいのですが、今日はひとつのことをし、時間を見ると、1分しか経っていないのです。またひとつを終え時間を見ると2分しか経っていないのです。時間が充分余り、何度もコーヒーを淹れる時間がとれ、味わう時間まで取れたのです。とても豊かな充実した時を過ごし、出発できました。
私は、毎夜、内面を整理し、休みますが、最近は胃が痛むことが多かったのです。先生から整理すると意識が強化されるとおっしゃっていただき、合点がいきます。かといって考えずには先を作れませんので、動くことより答えはないと身をもってわかりました。瞬間、仙台コンサートへの道が光の道とみえ、以前から仙台コンサートに向かう道が救済の道と見えていたことを再確認しました。この道を行くと決めると、救済される喜びが生まれます。
パソコンの不調によりこの後の書き込みしたものが消えてしまいました。また機会を見て続きを書き直します。