北の大地
昨日、穏やかに日がさす中を時折小雨が降り、東北へと向かう空に大きな虹が現れました。虹のアーチがずっとお供くださり、美しい木立の中を抜け、到着した盛岡は雪混じりの雨が降っていました。明るいうちに着いてよかったと思う間もなく、急激な冷え込みとともに夕方4時半には真っ暗となり、北の大地の冬・・・と感じ入ります。この地に来させて戴くようになってから知った北の冬なのに、どこか遠い記憶をたどるような懐かしさと愛しさを感じます。寒さが増すと胸にあたたかな暖炉の炎が静かに燃え始めるようです。もう間も無く、街は深い雪で覆われるのでしょうか。空気はますます澄んで煌めくのでしょうか。そして、銀河鉄道は今、どこを走っているのでしょうか・・・。盛岡の地にて高麗さんが書き込んで下さる夜空の光景に、以前アパートを借りていた頃は慌てて自分も外に出て夜空を見上げたものでした。夜空がどんどん澄んで、どんどん透明になり、星が近づき、次第に満点の星空になっていきます。それはもちろん、とてもとても美しいのです。けれど高麗さんがいつもお伝え下さるような超級の光景や、まして「劇場」には一度もお会いしたことはありません・・・。銀河鉄道の音も聞こえません。それでも、コンサートの機会があるから銀河鉄道にもお会いできますことが本当に嬉しく、年明け1月22日、盛岡コンサートでの再会へと静かに心が高揚し続けています。
この度の、三鷹とヤマハホールでのコンサート後に書き込んで下さった高麗さんの書き込みがどれも深くて、何度も読み返しています。いつもいつの時も、コンサートの経験には只々ありがとうございますよりありません。この度の2回のコンサートにも、先生のお姿にも、「ありがとうございます」よりありませんでした。高麗さんが天から降り注ぐようなお声で読んでくださるメッセージも深く、簡単にわかった気になどなれようもありませんが、コンサートに身を置くことでそのままを経験させて戴いていることが何よりの宝です。けれど頭が。。。わるいです。ついていっていません。教えてくださること、お伝え下さること、そのままをわかってお応えしたいのです。なんとかなりたく、コンサートはもちろん、いだきしん先生と高麗さんにお会い出来る一回一回が本当に本当に貴重な機会です。本日も盛岡の地にて濃密な一日に参加出来ますこと、心よりありがとうございます。