勝つ。
盛岡での応用コースにライブ配信で参加させて頂きました。
先生が東北センターで弾かれるピアノの音がとても温かくて、深くて、それは自分の記憶にも無い遠い昔の温もりであり、同時に未来の光景にも感じられました。深い悲しみを秘めながらも、今を受け容れ、未来へ向かう音の響きでした。なかなか参加の叶わない盛岡の地ですが、以前訪れた際の、自然があまりに深くて、悲しくて、そして優しくて、懐かしくてたまらなかったこと、川に大きな木の枝が垂れ、水面がきらきら陽に輝き、その川辺から離れられずに川に沿ってずっと歩いたこと・・・全てが今でも鮮やかに胸に生きています。
講座では沖縄戦のあまりに胸の痛くなるお話があり、また原発のことで真っ二つに割れた津軽の地のお話があり、そうやって何か合法的に、有無を言わせずねじ伏せるように、仲良く生きている人間を分断していくことに、世の中悪い奴ほど強い、正しいことをやって弱くなっていく、間違いを起こさず弱くなっていく・・というお話が重なり、そこに子供の頃に親からよく聞かされた話や、自分の色々な体験が思い出され、憤りとも悲しみともつかぬ、強いものが胸から突き上げます。
「これからは強くないとやっていけない。」だからこそ今、コンサートでのメッセージ「戦いの奥義」を良く理解して身につける時と分かります。「日本の文化では、最も強いのが力を抜くこと」「力を抜いて、抜いて、最後には宇宙との交流まで行く」というお話に、コンサートでの経験が重なります。今まで澱むようにあった弱気な諦めや、卑屈さが心の中から一掃されていて、「勝つ。」と一言だけあることが大きな変化です。連続コンサートの威力を実感します。
勝つ。それは自分のためではなく、先生が仰った宇宙で必要ないのちとして生きて、人類の未来を創るために勝つのです。
明日のコンサートでは、本当の強さをわかり身につけていきたく、臨ませて頂きます。
ライブ配信にて参加出来ますことを有り難うございます。
どうぞよろしくお願い致します。