前進
迎賓館コンサートに向かうバスにて、コンサートは休憩なく通して行われる事をお聞きし、ただならぬコンサートと身が引き締まりました。
コンサートは懐かしいと感じる音から始まりましたが、そう感じたのもつかの間、次々に現れ出る音には感じたり、考える間もなくただそこに居るという状態が続きました。途中、心臓が苦しく、心臓を感じていると、ふっと柔らかい心臓と変わり、全身が熱くなり、血が通っていくことを感じました。前に前にと前進する体感とそのパワーに圧倒されながら、「生きる」とは先生の演奏のようにとどまることなく前進するのみと感じました。この演奏は地球をめぐり、宇宙へと広がっていると見えるように感じて胸が熱くなりました。
終了後、バスの窓から高麗さんに手を振る時に感じた喜びは、まるで胸の内に花が咲いたようでとても幸せでした。美しく生きて、人の心に花を咲かせられるように生きていきたいです。
琵琶湖の山にはコンサートを祝福するかのように虹が出ていましたが、その後土砂降りの雨、自然も同時に動いていることを感じました。
尊く、素晴らしい経験をさせていただける人生に感謝し、前進していきます。