別次元の美
死についての講演会とビデオ講演会を有難う御座います。
ビデオ講演会でも「もののけ」についての理解が進み、いだきしん先生がおられる場で高麗さんのお話をお聞きし解放に向かう体感が掛け替えのない経験でした。7月のマーブリング作品などを拝見すると、別次元の美で生きる事に生きる道を見出せます。日本では当たり前にもののけと生きてきたのかと、良し悪しの問題を越えて染みついた習慣や体感が浮き出て自覚し始める気持ちの悪さがありました。高麗さんは能をご覧になっても途中役者にもののけがかかる事まで体感され、目に見えない世界を見て生きてこられた大変さが今になり分かります。この事を分からずしては日本のこと、人間のことが何も分からず、今まで見なかったことでも向き合うよりないことと今回の京都で初めて理解し始めています。
目に見える世界、目に見えない世界のことどちらも死についての講演でお聞きでき、どちらも良く分かって自分の中の理屈となり、基となり、自由に動き始めることがコントロール下で固まらない事と経験します。死んで終わらないところが輝くこととお聞きし、生きている時の内面の輝きが死後に直結していることが改めて理解できます。目に見えない世界が見えて生きておられる高麗さんが創る作品だからこそこの世に閉じ込められず永遠な世界に通じる自由な内面で過ごせることが、この時代に必須であることが体感で理解できる今です。もののけの動きが酷いということで表現し始めていただき今まで考えなかったことを考えるようになりました。目に見える世界だけで物を言うのは片手落ちとずっと仰っておられたことが目に見える世界だけで生きていられない体感から現実的にわかりはじめます。
この世の中で内面が輝き、愛があり元気に幸せに、100年以上の人生を生きる道があるということを教えて頂き勇気づけられたように岐路につきました。宣戦布告の表現から新たな転換点を迎え、新しい世界に合ういのちで生きていくことを身につけます。