全生命圏の中で
昨日の京都での応用コースをありがとうございました。
今回のお話しを通じ、資本主義社会における自然とお金の関係がわかり、さらに新たな人間社会のビジョンに希望を見ました。
現在、生命圏と経済圏が重なってきていることがわかりました。これを背景に、まずは、生命圏全体の中でどのように生きるかを志向したうえで、そこから家族や仕事など個別のことを考えていく、というアプローチは目から鱗でした。人間を含む地球上の生命は本来ひとつであるにも関わらず、人間が我が物顔で振る舞う現状は、私自身を含め、生命を粗末にするこれまでの人間の生き方が原因と考えます。目先のモノや金のために大事な生命を傷つけながら、自分のことで精一杯となってしまう自分勝手な生き方です。そのため、まずは、会社であれ個人であれ、全生命圏との一体を志向することから始めることは、個々の生命をだいじにすることに繋がることであり、それが今後の地球の未来を創っていくことと感じました。
また、内面が開くとは、どれくらいの生物と共存・共生できるか、ということがわかったことは、大きな収穫でした。内面が開くとはどのような状態であるか、日頃から関心があったことに加え、それが、自分の心が指す方向であることが確認できたからです。そして、他の生物との共生・共存のあり方について人間が一番わかる位置にいる、というお話しからは、人間の存在意義を改めて見出すことができました。また、美しいことばを発見し、本音を表現し実現することが、胸が開くことに繋がることもわかりました。なお、ようやく本音が言語で表現できる世の中になってきた、というお話しもとても印象的でした。
顕微鏡を眺め続け、見えないものを発見した若い生物学者のお話しからは、探求する際に自分の資質を活かすことが、他人とは違う新たな発見に繋がる可能性が高いことや、地球上の生命の神秘さ、そして人間の能力の計り知れなさを感じました。と
また、ブロックチェーンのお話しからは、現在の資本主義社会においても、未来を創っていくチャンスや可能性があることを仰ってくださったと感じました。
今回頂いたお話しは、今年の総決算的な内容であると同時に、来年以降の可能性を予感させる内容でした。希望をもって新年を迎えられそうです。
一年間どうもありがとうございました。良いお年をお迎えください。