光の国
カラータイマーが鳴っている。
赤い危険ランプが点滅している。
3分しか持たないウルトラマン。
日本の状況。
本来なら一人一人光の国の人間であることも、意識することすらできない現代日本人。
ホモ・サピエンスの終末期。
空間に聞こえる、響き渡る、美しい女の人の声。
集まりなさい、ウルトラの戦士たちよ。
光の国をこの地に実現する同志。
現れ。
恥ずかしながら新しい始まりの時を、畏れながら、仰ぎ、
立ち上がり、歩く。
本来は光の国に住む住人。
まことのにんげん。
深く感謝いたします。