元旦
仕事も活動も無休でさせていただける恵みに感謝し、量や質を格段に上げることを考える朝です。対談でロシアでのことをお聞きするとき、ほんの一言の背景を、ピアノやお声からも感じることができ、大陸に降り立つ時、そのまま馬にでも乗ってどこまでも駆け抜けていきたいような、走り続けたいと願う底力が沸々と湧いてきます。
今年はあえてお願いして送っていただいた、高麗様からの御年賀状をメールで拝受しました。いつもありがとうございます。全き御心受け止め、我が生命に問います。京都事務所でも一つだけ3D映像のように立体的に見えた詩書があり、思わず手にさせていただいていました。王が王に宛てた最も尊い書簡と感じ、畏れ多くもあずからせていただきます。鳥肌が立ち続け、内面奥深くを感じると、内面は際限なく豊かに育まれることを知り、真の豊かさは内面にあることをあらためて理解します。
2010年、京都へ来た頃は常に真っ暗なイメージがある京都でした。地元で生まれ育った方でさえも、八坂の塔をご存知ないことは珍しくなく、「高麗ギャラリーカフェ」界隈は人気(ひとけ)の無い場所でしたが、オープン直後に石畳が敷かれ、高級店が続々と進出し、今では人気スポットのひとつです。2011年、原発事故の後、観光の人は一斉に来なくなり、2年くらいでアジアや国内の人が戻り、欧米の方々が目立つようになるまで5年以上かかった記憶です。10年前より、いだきしん先生は京都事務所で毎月のようにピアノを弾いて下さり、京都の街はその都度明るくなりました。いだきしん先生が講座やコンサートでお着物をお召しになられるようになり、着物ブームが起こっています。今ではピカピカの京都へ、世界各地から極めて多くの人々が訪れています。身体も楽になり、京都へ帰るとほっとするほどです。新しい10年の幕開けは、京都、仙台、ロシア、と繋がり、「片割れに会いたい」とずっとお聞きしてきたそのことが、今まさに叶えられようとしており、その実現の為にはたらきたい気持ちでいっぱいです。
先生が以前おっしゃった「人間の生き方が変わっていく」その大きな節目の時代に生まれ、先生、高麗様に出会え、そのプロセスを生きられる人生は最上質と考えます。傍観的要素が完全に消えるよう努めます。
いだきしん先生と出会えた人生、高麗恵子様、同胞様の生き方、お仕事のなさりように、人間として生きる真のよろこびを見出だします。
元旦の1日はとても1日とは感じられないほど、濃密な経験をさせていただき、まことにありがとうございました。
本日は、3日間受講されたばかりの方が、千葉からわざわざ京都へいらっしゃいます。関西圏にいながら、まだ一度もお餅つきに参加されたことがないとおっしゃる方も、最近の受講生と共にいらっしゃいますようにと願いお誘いしています。これ以上ない尊い機会を真にありがとうございます。