何もないところから始める
何もないところから生きることをはじめた高句麗の初代の王、東明王様が仲間を連れ、厳寒の五女山でどのように生きていたのか、いつもこのお話をお聴きしますと、仲間の盗賊たちは王様のためには一生懸命にはたらいたことが心に浮かびました。内面は豊かになっているのに、活かしてない、と先生は仰り、それは自分のことでもあると感じ、今まで何をやっていたのだろう、と、一番前のお席で聴かせていただいた先生のお話しに、被っていたベールが溶け出し、一方向でしか考えられなかった頭が働きだしました。お話しの中で老人施設を創るために社会調査を大学生たちにさせていたお話しが心に残り、先生の豊かな創造性、そして、決めたことはやり抜く志と多くの並々ならぬご経験を経ての今がおありであることに、人間の中の人間のお姿を見、お会いできているこの人生は、いだき講座を受けることができたからであると、導いてくれた先祖に感謝よりありません。世間にまみれていて、世間の中で能力をあげていてそこで満足していても、先を創ることはできません。昨年の末からコーヒーの販路を広げる話がきていて、もしこの話がまとまったら、自分の力量でできるだろうか、とまさか、と本気にしていなかったのですが、今年になって具体的になり、他人事が自分事となり、現実みを帯びてきました。無理だという気持ちはここにおいていけ、と仰って下さった言葉がよみがえり、何もないところから新しい気持ちで、飛躍の今年を始めてまいります。いつもありがとうございます。