体感
三鷹コンサートをありがとうございました。
先日、いだきしん先生の著書『生命を癒す』を読み直し、「生命感応」について理解を新たにしておりました。また、高麗恵子さんの詩集『出会い』の中に描かれたお母さまとのやり取りを読み、人間の意識は二つあること、普段起きている時にはたらいている意識は、社会体制の中ででき上がったものであること、わかり合い、交流し合える人と一緒に生きているのが生命の意識であり、自然とひとつであることを学び直しておりました。そして、私の肚の底にある生命の本音と、顕在化し言葉になる意識が真っ二つに分かれ、生命の本音に実感が伴わないことに気づき、「顕在意識を本音の味方にする」と決めたところでございました。
また、人の話を聞いている時、顕在意識は自分の価値観で聞き、頭では相手の気持ちを勘違いし捉えてしまうけれども、いだき講座にて運命を解放していただき、たくさんのコンサートを経験させていただいた生命は、相手の生命と交流し、一つとなり理解していることがわかりました。
このような気づきをむかえた中で、三鷹コンサートに臨めましたので、先生のメッセージが腑に落ち、また自己の内面にて存在と出会えるよう、身体を拓いていただいたことに感謝いたしました。
また、第1部では、学校の教員として生きていたころ、気づかず身体に溜め込んだ「非人間的な学校の在り様に対する怖れ」が、ずっと傷んでいた左腰に冷えとして固まっていたことがわかり、底冷えし寒く、怖くて心が震えておりましたが、その深い深い痛みが開放され温まっていくのがわかりました。
私は、子どもたちの生命を固めていく学校をなんとかし、自由に躍動し成長する喜びある場にしたいと心から望みます。そのために自分の生命を使いたいです。
ありがとうございます。
高橋由珠