仙台コンサート

ピアノの音はあまりに美しく、混じり気のない澄み切った透明感でした。その体感を表現できる言葉が見つからずもどかしいです。
分断され、孤立していく社会状況の波に呑まれ、かつての私が孤立し誰とも何とも交わることのできなかった過去の記憶が、今まるでそうであるかのように錯覚を起こさせ、孤立への恐怖が行為の元になっていることに気づくこの数日でした。運命開放していただき、ないはずのことを、まるであるかのように記憶の中でしっかりと握っていることを完全に捨てていきたいと望みました。全てと切り離され、霊界にもっていかれる死が最大の恐怖となるうることは間違いないと感じますが、生きているうちから愛に生き、死んだあとも永遠に続く愛の世界に生きていけることをコンサートでは感じ、経験させて頂きました。私も含めて人は愛を求めて、愛がないが故に様々な諸問題が引き起こされ、答えのないところでもがいていると感じて涙が溢れました。先生が表現してくださる、過去にはなかった新感覚を、自分の新しい基準に変えていくことを心に聞かせていただきました。人を助けるのは、恐怖の克服から生まれる気持ちや同情ではなく、新たな経験、幸せを表現し発信していくことだと気づきました。ありがとうございます、という感謝の気持ちよりないアンコールでした。

コンサートを心よりありがとうございます。