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仙台コンサート


1/30仙台コンサートに参加させて頂き誠にありがとうございました。

今年に入ってから気持ちの中に芽生えたことをどうにも決められなくて愚図愚図していました。
第一部の演奏が始まると、自分勝手な自分の状態をわかりました。演奏の前半は殆ど幻想やイメージばかりが頭に浮かんで、真とは程遠いところにいました。だんだん演奏が深まると、怖いと感じ、何が怖いのか?演奏を聴きながら体内を感じていました。ふと、自分の人生を生きたことが無いから怖い、と浮かびました。今迄生きてきたけれど、何かしらの流れに乗ってやってきただけで、自分の人生と言える本当の道を生きたことが無い、合点がいく感覚があり涙が滲み、それはそうだと感じました。礼儀とは程遠く、正直であるしかいられません。
第二部はドラマチックで美しい演奏でした。頭の右側の神経が痛んでいました。人生のことを考え、何の為に生きてるのか?と問いました。自分の為?家族の為?しっくりきません。子供達の為?それは既に知っている言葉であり自ら出た言葉で無いことはわかっています。何か大きな全体的なことの為と感じますが言葉になりません。演奏が深まってゆくと、胸が熱くなり鼓動がはっきり感じられ、音に頭が溶けてゆき、宇宙を漂っているような時間の無い空間に居て、ただただ解放の心地良さを体感します。この空間をもっと沢山の方々に経験して頂きたいと感じます。毎日酷いニュースが多過ぎます。
こんな状態で生きているのに、こんな素晴らしい経験をさせて頂けるなんて先生の演奏の優しさには感謝よりありません。
アンコールのアリランのような演奏は美しさに胸が動いて涙が溢れます。初めて中学の音楽の授業でアリランを聴いた時は哀愁の涙でした。
その当時、ある中国映画に衝撃を受け、すっかり夢中になった中国の地方の田舎の草原の風景を思い出していました。私の中で、仙台は風に吹かれた草原のイメージなのです。
仙台コンサートを経験出来て、心より良かったです。
いだきしん先生、高麗恵子さん、いつも心よりありがとうございます。
乱文にて失礼いたしました。
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8月6日
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三鷹市公会堂 光のホールにて