仙台にて

新緑のエネルギー溢れる高知から仙台に参りました。前日の朝、窓をあけて事務所にて「風の便り」を聞いていましたら窓からツバメが飛び込んできました。「風の便り」を聞きにきたようです。

この度は盛岡での催しに参加出来ませんでした。丁度「死について」のご講演の時間帯に、今迄に施設を退去された皆様のファイルを整理していました。ほとんどがお亡くなりになった方々です。ご家族がお葬儀をあげた方は少なく、施設でお葬儀の手配をさせて戴いた方がほとんどでした。ふと、縁あってご入居頂いたのも先生と繋がりたかったのではと感じました。

最近お会いする皆様は、いろんな意味で限界がきているのだけど、ある強い信念のようなものがあり何とかここまで切り抜けてこられたのだと感じます。先生のコンサートと高麗さんの講演会をご案内していますが、すんなりチケットをご購入下さったりご参加を決めて下さる方もおりますが、否定はしないけど後回しにするという方も多くいらっしゃいます。私がお会いする方々はどうもどちらかというと激しい人生を送られてきた方が多いようで、チケットをご購入下さると良いのですが、売れなかった時は半端なく疲れてしまいます。

高麗さんの「本音で生きて下さい」講演会は、やはり良いです。高麗さんの元気なお姿を拝見すると嬉しくなります。先生の奥様、晴美様のお話を拝聴していると優しい気持ちになり身体の奥から涙が滲みます。本日の奥様の御命日のコンサート、大きな転機になると感じています。
尊い時を心よりありがとうございます。

塚崎知美