KEIKO KOMA Webサロン

人間性


人間性発動、そして人のために、という人間としての本性、人間とは、と改めて考えさせられるメッセージでした。自分の為だけに知らず知らずのうちになりがちな様相。健康のために運動をして筋肉をつけても、結果は自分のためだけに生きているということが多いナルシスト。そんなナルシストを一掃するかのような演奏は、先日の雷雨のような激しさでした。ピアノでこんなに音が出るのかしらと感じた後は、清らかな滝の流れのような美しいピアノになり、身の内の汚れを清めてくれました。ナルシスト、という言葉を聴いて思わず笑ってしまいました。人の為、子供の為と言いながら、本当は自分の為に生きている人が今の時代はほとんどであり、周りにも自分が好きに生きる為に多額のお金を集め、そのお金の為に人を嵌めている人がいることを耳にしました。また今はDXやAI が当たり前になってきてるからでしょうか、その分仕事をしている人の人間性が浮き彫りになってきているようにも感じます。仕事をきちんと捉えて先を作ろうとする人、仕事を押しつけて形だけ整えている人、権力を握り自分の次のポジションだけを考えている人など、人間性のあるなしが現れています。
6月の連続コンサートの後には、疎外の中にいながらも、自分の過去の人生を振り返ることができました。連続コンサートで頭が変わり、生きる為に何をするかと考えた時、先ずは過去の整理をしようと決め、長年音信不通で気になっていた友人に15年ぶりに会い、過去の御礼を伝えることができました。彼女は私同様に1人で子育てをしていましたが、再婚し、いろいろありながらも今は保育園の園長となり働いていました。子供達はそれぞれ大きくなり成人しています。お互いによく生きていたねと、今だからわかる事も多く、逃げる事なく向き合ったからこそ今があると感じ、これから生きる30年を想いました。またいつかの再会の時まで、お互いに頑張ろうと話していました。コンサート第二部のピアノを聴きながら、最後は子供が小さい頃に応援してくれた人達、職場の人の優しさに触れ感謝で終わることができました。美しいピアノに胸が熱く涙が流れました。
コンサート開始前まであったザワザワとした空気は、気がつくと一掃されていました。人の在り方、生き方がこのざわつきの空間を作って、感性のいい方、子供達に押し寄せていると考えると、恐ろしくもあります。大人として、人間として、子供に恥じない生き方をと考えます。本日のコンサートもよろしくお願い致します。ありがとうございます

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迎賓館より
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結工房にて-1
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