人間としての基
たいへん遅くなりましたが、狛江での応用コースをありがとうございました。ものごとを行うにあたり「人間としての基」から始めるよりないと感じました。
盛岡のコンサートでは、「愛に向かう命」という表現が生まれました。一方、頭の中にある観念や知識、それに関連する社会制度などの余計なものに進路を阻まれている状態も同時にわかり、その方法について思案しているところでした。意外にもその方法とは、普段から当たり前のようにして「生きている」ことにまずは立ち返ることでした。この「当たり前」という感覚が、すでに人間としての感性とその由来である「人間としての基本」を失っていることの表れと感じました。習った事を中心とした観念をもとに日常を送ることが常態化する現在の社会においては、全うに自分らしく生きることが、人間としての基本を「取り戻す」ことに他ならないこと、その第一の基本に「生きている」ことがあること、そして、体、内面という「基」をないがしろにしないことが、全てのものごとの始まりであり、未来を拓くための土台と感じました。
ありがとうございます。