人間が生きる空間
いだきしん先生、高麗恵子様、いつもありがとうございます。
昨日は狛江にての応用コースにライブ配信にて参加させていただきました。
今年に入ってからの講座、コンサートのいだきしん先生にお会いする場は、これまでの人生がある意味根こそぎ崩れ去るほどの衝撃を受けております。このまま進んだら未来はなかったと気づき、わかりました。本当に感謝よりございません。
学校教育の弊害もあり、自分自身は物事を思考することがとても苦手で、特に同じ状態を繰り返す、変わらないということは、何も考えていないからとわかります。対象化し、わかった気になったり、何かに当てはめたり、そうしないと自分のことすら何も表現できず(正確には自分のことではなく、覚えたこと、知ったことです)、人のこともわからず、逆に思い込んでしまったり、日常生活の中では自分自身のことも人のことも、中心と言って良いのか、遠のくばかりでした。そんな中、本当に尊い、ありがたいと感じる機会が、高麗様の詩に触れることです。ただそのまま胸に飛び込んできて、胸震え、動く、たとえようのない感覚です。学んで知っているという次元ではなく、言いようのない懐かしさを感じたり、ただただ共感したり、本当はここで生きていけたらどれだけ良いかと感じてきました。同時に何かが抵抗していることもわかっていて、早く越えていきたいです。また、KeikoKoma.comにアップくださる「詩と写真」がとても好きで、ただ好きしかありません。自分はこれをまた伝えようとすると、表現が未熟でしぼんでしまうのです。その瞬間感じたことは良いのですが、後から人にわかってもらおうと伝えると、説明したりつまらなくなります。高麗様のビデオ講演会を毎日聞かせていただいておりますが、出来事や経験をお話くださるのに、今まさに生まれる言葉を瞬間瞬間紡いでくださっているので、楽しく、何度でも聞き入るので本当に凄いです。そして元気になります。元気になるのは生命のままを取り戻させていただくからです。
対象化からなかなか抜け出せないことの理由はきっと複雑にあるのだと感じますが、この社会で生きていかなければならないので、社会が対象化することで出来上がっていて、その社会に適合するように生きてしまっているからだと考えます。法律、世間、お金、時間、メディア、権力、あらゆることが対象を作っています。思い浮かべるだけで苦しいです。しかし、だから対象化しなければ、この社会の中でこれまでの仕事は成り立たなかったのかと腑に落ちました。市場の中で、価値となるもの、顧客、サービス、商品が全て対象で出来上がっています。もう限界であることは多くの人が感じていることと思います。だからこそ新しい市場を自分たちで創り出していく大きなチャンスであり、今必要なことは本当の幸福や人間が人間として生きる豊かな内面、いだきで経験させていただいた真の愛が中心にあり続ける、商品やサービス、そのネットワークを創っていくことと考えました。昨日の応用コースにて、存在は1、天空・空間 2、大地 3、神的なもの 4、死すべきもの という4つの要素があり成り立つこと、今生きる、次に生まれる生命が生かされていることを教えていただきました。そしてKOMAGESHAコーヒーのとてつもない価値がより明確になりました。エチオピアゲシャは調べると1900-2200mという高地とのこと、標高が高い場所は大気の汚れや塵も少ないので、とても綺麗な澄んだ空間なのだと想像します。光、風、そして長い年月をかけて蓄積された肥沃な大地、はかることのできないたくさんのエネルギーが空間と大地から注がれ、生まれた種(豆)は日本にて いだきしん先生が焙煎くださる。生きた豆は先生に受容され死して、私たちはコーヒーをいただくこができる、なんという恵みかと感謝よりありません。これはこれまでのコーヒー市場という中で、ただのコーヒーとして売ってしまったらとんでもないことと改めてわかりました。コーヒーでありながら、生命の源泉であるとお伝えして参ります。KOMAGESHAコーヒーと先生のコンサートと同時にたくさん広めていく時、全くもって対象になどならないので、新しい表現が必要です。やはり高麗様の詩がぴったりと感じます。音楽と詩と珈琲の香りと表現くださる場、空間が、これから人が生きるに必要な空間であり、多くの人が求めてやまなくなると感じます。
いつも先駆け時代を切り拓いてくださり、誠にありがとうございます。