人生豊かに
8月10日の先生のお話しをありがとうございました。
感性のことがわかりたくて、次々と展開するお話にワクワクしながら楽しく視聴させて頂きました。
先生ご自身の経験や、カントの哲学、日本の能、海外の文学作品など、あらゆる角度からお話しを頂くことで、感性についての理解がとてもよく深まりました。それと同時に、感性が豊かになれば、自分の仕事にのみならず、この世の中にも楽しみをごまんと見い出せると感じ、世界が広がるとともに今後の人生が楽しみになってきました。
しかも、人の成長や関係性に大きく関わる感性は、適切な教育プログラムや訓練などを通じて、効果的に豊かにしていけるという事実は、このうえなく嬉しいことです。というのも、たくさんのお金と時間を投じてわざわざ訓練に身を投じなくても、コンサートや講座で命の交流を経験しながら、感性を豊かにしていけるからです。本当にありがたいことです。実際に、受講前に比べて感性は着実によくなってきていると思われます。
今回、とくに、感性とことばとの関係や、それが人との関係にどのように影響するかについての理解が深まりました。
まず、聞き手や読み手側の感性がしっかりと働いていないと、概念に感覚的なものが失われ、人のことばがそのままわかるという状態から大きくかけ離れてしまうということです。しかも、感性が働いていない状態では、感情的に反応してしまうことも理解しました。
また、伝える側としても、たとえ感性が働いている状態でも、自分の感覚と合うことばで表現することが肝要ということです。
さらに、その場で表現し解決することは、争いを避けるための工夫であるということです。感情をため込んだり、後で根を持つことを避けるためにも、瞬時での適切な表現が大切と学びました。
随分と長い間、自分に足りないと感じてきたものが何かが、はっきりとしました。
人やものごとをそのままわかり、相手に自分をそのまま伝えるための感性を、よりいっそう豊かにしていくことが、今後の大きな楽しみとなってきました。
本当にありがとうございます。