人が生きられる世界

久し振りの三鷹風のホールでのコンサート。
数日前より身体の変化が大きく、私も娘も大きく変わる時と感じ、待ち望んでおりました。
仕事中、時々苛つくような冷たい感情が沸いてくる事に戸惑いながらも、先生の音を流していると頭の中が晴れていき、穏やかな気持ちで向かいました。
コンサートホールは、先生の第1音から神性と愛という最も分かりたく、そのように生きたい世界に包まれ、幸せで優しくて、涙が溢れました。社会が世界がこの神性で愛に満ちる世界だけになれば、人間は人間になれると涙が込み上げます。
先生のビアノの音は幾重にも共鳴し、ホール全体に響く音から神の声を聴き、目を開けると、そこは明るく光輝いており、とてつもなく神聖な空間に息をのみました。自らもその場に溶け込んでいるような感覚は生まれて初めての経験でした。
仕事では様々な状態・環境のお客様に出会います。中には生きる希望を失ってしまう方もおられます。どのような時も先生と共に、一緒にいて抜け出していけるオアシスを見つけていけるよう在りたいです。
今日も先生が顕して下さった世界で生き、娘たちと共に三鷹コンサートへ向かわせていただきます。
有り難うございます。
長崎佐智江