京都にて

素晴らしい京都コンサート、今年最後の応用コース、存在論、そして今年最後ではないということですが、高麗さんのビデオ講演会と誠にありがとうございました。

コンサート当日はひと足先に行き、奈良のお客様に会い、幻のコグリョカフェに行く予定でしたが、観測史上初の大雪となりましたので、万一のことを考え高知の仲間達の車と連ねて行くことにしました。途中高速道路のジャンクソンで、前を走る仲間の車が別方向に行こうとしてたこともありましたので、一緒に行って良かったです。

コンサートの素晴らしいことは筆舌に尽くせません。始まりの静かな演奏が、私には先生が神様達に呼びかけているように聞こえました。パイプオルガンもピアノ演奏も圧巻で、ただただこの場にいることが幸せでした。あとはお伝えし続け満席にするお手伝いをさせて戴くと心新たに致しました。

存在論、応用コースではいろんなことを考えながら先生やご質問者の方々のお話を聞かせて戴きました。前にも書かせて戴きましたが、チケット売りのボランティアをしていますと介護等の相談を受けることがありますが、以外と多いのが、成人した引きこもりのお子様がいらっしゃる方々からの相談です。そういう方々のお話をお聞きしていると、これはもう社会の問題であるとわかりますし、クスリを使っている普通の若い人達も多いというのもお聞きします。この社会に希望が待てないのだとわかります。引きこもりに関しては、だいたいですが、私がお会いした2人に1人の本人のお子様か、その方の甥か姪が引きこもりという確率です。以前、引きこもりの甥さんを連れてコンサートに参加して下さった方がおられましたが、ご本人はわからなかったけど甥さんはとても喜んでおられたとお聞きしました。今回の京都コンサートも成人の引きこもりのお子様が2人いらっしゃるお母様がご参加下さいました。ご主人様がお亡くなりになり、お姑さんのお世話もあり疲労困憊されておられますが、近くである限りコンサートへは参加するとおっしゃっています。

私が運営している施設ですが、本当にいろんな境遇の方々が入居されますし、職員も当たり前ですがいろいろです。コンビニでお握りを数回盗んで塀の中に入り、受け入れ先がなく相談されて入居された方もおりました。コンビニで食べるものを盗んで捕まる高齢者も多いと聞きました。また、軽犯罪で塀の中に入った経験者を雇って欲しいとの相談もきます。受刑者1人に年間360万の税金を使っている、生活保護を受けてもらい更生させた方が安くつくということです。身元引受人がいなくてもケースにより入居できるようにしているからですが、相談事だけでもこの世の末を感じます。乱暴な言い方ですが、行政も人が劣化してるように感じています。20年位前ですが、コンサートチケットを売っている時、ある行政の組合の方に実は隠しているけど精神がおかしくなる行政マンが多くなっている、コンサートは必要だと思うけどなかなか通じないと思うよ、と言われたことを思い出します。

改めて、チケットが売れる自分になり、コンサートを満席にすることが人類の全ての解決に繋がる道であると確信します。
年末の尊い催しを心よりありがとうございます。

塚崎知美