京都での「出会いの一日」をありがとうございました。
大画面のエチオピア天命コンサートで、2001年の満天の星空が思い出され、あの感動が再び蘇りました。当日は、ツアー客の一番最後列でしたので、その後ろにはエチオピアの方々が溢れんばかりの熱気を発していました。ダンスのリズムに、じっと座っていることができず、ふと、振り向くと、エチオピアの人たちは、皆、踊っていたのでした。私は寒さもあって、思わず立ち上がり、エチオピアの人たちと一緒に踊りました。満天の空を見上げると、宇宙から音が降り注ぎ、その宇宙で私は踊っていました。コンサート後も体が動き続け、楽しくて仕方ありませんでした。先生の光の音に包まれ、ステージで踊る人たちの恍惚とした表情から、なんと幸せな人たちなのかと、その交流するエネルギーが伝わってきました。
アンフィでの講座では、先生が「身に通う」と「身に通ふ」のどちらが良いかを話されていました。「かよふ」という響きが、胸に入ってきたのを覚えています。「身に通ふ宇宙、内に光華あり」。この言葉通りの経験をさせていただいたことを、この文章を書いている今、あらためてわかり、涙が込み上げてきます。
さらに、人類の別次元の世界を表現したアルメニア高句麗伝説コンサートを選んでいただいたことも、京都に参加した大きな動機でした。当時はアルメニアのことをほとんど知らないまま参加しましたが、後にその歴史や宗教について知りました。偶然にも、中東の方からアルメニアの写真が送られてくることがあり、導きを感じます。アルメニア高句麗伝説では、未知の世界に触れ、特に「白い女神」の一句が、心に衝撃を受けました。この別次元に未来があり、この経験を理解することが、これからの人生にとって大切だと考えています。
「魂の語り」では、アレキサンダー大王の詩が詠まれると胸が軽くなりました。映し出された二頭の鹿のモザイクと正倉院展で見た織物と重なり、古代から中東と日本を繋ぐ交易と精神の繋がりを感じ、心がときめきました。この経験を通して、自分が生きていくために何を表現し、何を実行すべきかを深く考える機会をいただきました。誠にありがとうございます。