ありがとうございます。
京都の二日間をありがとうございました。
先生とお会いすることでありのままが現れ、美しいことは美しいこととしてわかり喜びが沸き起こるとど同時に、よどんでいることはよどんでいる現実として明らかになり、厳しさも実感しています。意識が固定してしまっていることが問題であることもわかりました。ある一つのところにとらわれ、意識が流れていかず、生成も展開もできない苦しい状態から抜け出すには、未知なるところへ踏み出すこと、そして一言、好奇心と問いかけてくださった言葉が私を突き動かしました。消えていた好奇心が先生の一言で想起され、突然意識が動き始めました。元々あらゆる分野に興味を持ち、ある時まで知る喜びや学ぶ喜びが自分を突き動かしてきたその好奇心が、ピタッと恐怖感に変わっていたことが自覚された一瞬大変ショックでした。恐怖心は、自分が何かに取り憑かれて別のものになってしまう過去の経験が恐怖感として残っていることに気づきました。静かにおとなしく、今できることの中でそれなりに幸せであれば良いと、ちっぽけになっていた自分の意識が流れ始めると、私はよっぽどおかしなつまらない人間になっていたと自分自身に呆れました。自分が出来ることは出来ることとして育てながら、内にある未知なことへ向かう好奇心や探求していきたいというエネルギーを元に発想し始め、とても生命が躍動してきました。
また、考える、ということはとても奥が深いと感じます。何も考えずに日常が過ぎ時間が過ぎていく恐ろしさを感じました。仮に違和感を感じても考えなければ知らぬ間に慣れ何も感じなくなり言われるがままになっていることは往々にしてあると感じました。一瞬一瞬に判断と、そのように生きていける頭脳が欲しいと感じました。そのために本を紹介してくださっていたり、言葉を整理してくださっているので、取り組んでいけることに喜びを感じます。2人の関係の中では2人が同時に一つに喜びを感じるという経験がなくなっていて、どんな理屈をこねても力にならない限界を自覚しました。答えはこれまでの自分が分かってる範囲の中にはないというところから出発し、見つけられるのかどうかは、意識が流れていく何か動きが必要だと感じています。生命の奥には美しくなっていく方向性が自然に流れていることを喜びに感じます。何か手がかりを掴みたい気持ちです。