些細な事
何十年も前のそれこそはるか彼方の出来事のようなことが鮮明に浮かび上がります。それも何でというほど中途半端なこと、例えば講座かイベントで東京まで行っていながら初めから終わりまで眠ってしまい、何をしに来たのかわからなくなってしまったり、その時の先生のもうすぐ終わるからという優しいとしか言えない言葉や階段で高麗さんにすれ違ったことやその時の記憶というか、鮮明に思い出します。その他でも高麗さんの講演会の前日にヤマハホールの階段で並んでいたこと、その時話した人も覚えています。東京高麗屋(そのころは哲あきらでしたがほとんど行ったことは初めてだったと思います)新幹線がすごく遅れてしまってサロンの終わり賭けに駆けつけたこと、「もう帰ってしまうの」という高麗さんの言葉とともに落してまった髪飾りの色も昨日のことのように浮かんできます。なんとも情けない記憶が鮮明に浮かぶのです。どうしてそんなことばかりを覚えているのかはわかりません。多賀城には行ったこともないのですが9月の小ホールのコンサートにはいくしかないのです。些細な事のようでもいのちの経験は尊い風が身を運んでくれるのでしょうか。
様ざまなことがありながらも出会えたいのちのちからは些細な事からの優しい風で背中を押してくれるのでしょう。過去の事ではありません。はるか彼方は今ここから、永遠に。。。