中心
昨日バスの中で、今日は途中の休憩時間はないとお聞きした瞬間、とんでもないことが起こると分かり身が引き締まり、迎賓館コンサートに臨ませて頂きました。人類史を辿り、生命の源を辿る旅は、過去のすべてを洗い変え何もかも新しく生きる時だと示されます。生命の発生の瞬間、胎内に発生した光を取り戻し、その光に満ち溢れ輝く世界をこれほどまでに経験させて頂いたことはありません。更に、宇宙の始まる三段階前の世界、この世界を経験し知る私の生命は、どう生きるのか、どう活かすのかと問うていました。生命に注がれる溢れ輝く光、エネルギーは心臓の鼓動となり、確かなるリズムを刻み身体中を駆け巡ります。先生のすべてを私たちに、いえ全世界に向けて宇宙から注いでくださったと、演奏からも先生の演奏後のお顔からも分かり、涙溢れる迎賓館でのコンサートにただ頭を下げるしかありませんでした。ありがとうございます。
回を重ねる毎に、一瞬の気の緩みも許されない真剣勝負のコンサートに、自分が問われ中心となる核に向かっていると分かる経験をしました。帰りのバスから眺める琵琶湖の世界は、神の世界であり、グルジアと重なり畏怖を感じたら、間もなく激しい雷雨で視界が閉ざされ驚きました。すべてを洗い清め一掃し、新たなる時を迎えた今を、先程の先生が表現された世界を自然も示してくださったと受け止める経験です。同じ経験を共にしたバスの仲間をふっと見回した時、熊野本宮大社に向かって行くバスの中で経験した時と重なり、時空を超えたある何かを見ました。あまりの畏れに身震いが起こります。今日は綺麗な青空に、爽やかな風が吹き抜ける朝を迎えました。生きて生まれ変わる。先生の言葉が聞こえる朝です。何を選ぶかは人それぞれ、自分に正直に生きます。