世界へ向かう風
仙台からのメッセージ、お写真とありがとうございます。高麗さん、皆さんの書き込みから国創りの息吹が伝わり、風が吹き抜けて世界に新たな風が広がっていくのを感じます。昨日の仙台での「私の出会った高麗恵子作品展」は、Instagram等からの動画や画像ですのに生きた息吹、次元を超えた世界…躍動が伝わり、こうはしておられないと活動にまいりました。おのおのの存在と高麗さんとの作品との出会いは、真の自分に出会い、表に出ていると為していく力が現れていくような感じさえしてきます。
先日の三鷹のコンサート、「成就する風」のお言葉、経験から実現するための具体的なことが浮かび、無理目と思っても、その先の未来が待っているようで胸は希望いっぱいになるのです。今月は、銀河鉄道…の盛岡、そして仙台、そして先生のお誕生日のコンサートもあり、大きな変わり目の時に向かい、着々と見えない世界も準備もしてくださるようで不安より未知なる世界へ向かう希望の方が大きくあります。
あることで、いだきしん先生、高麗さんがいらっしゃる日本で生きていることがどれほど恵まれていることか気づくことがありました。宗教的慣習、植民地支配…等、国家の監視もそうですが、生命を縛り、体制をベースに経済をまわしていく、その下では真に自由に生きるということなどないということ。それでも待ち望む魂は世界中にいらっしゃるということ…。土曜には、アラブのバザーで中東の風に触れることができました。レバノン、パレスチナ、シリアの作品は、高麗さんもおっしゃっていたように繊細で美しく、透明感があり、心が清められるようです。シリアの刺繍クロスをいただきましたが、パレスチナの刺繍のも戦時下にあってもこのような美しいものをつくり続けられる心はずっと昔から受け継がれていることを感じます。仲間がいただいたというチュニジアの300年~500年の樹齢というオリーブの木でできた器を手にとると、その繊細さに驚くとともに懐かしさと安心した感覚が生命に広がりました。チュニジアはカルタゴであり、フェニキアの拠点であったこと、ポエニ戦争の事も伺い、今ある勢力の構造も見えてまいりました。高麗さんの詩で「世界に散っていったフェニキアの魂」と仰っておられたことが胸の内にあり、世界に通じる魂が出会いを待ち望んでいる、そして出会う未来を感じています。
本日の講演会、伺わせて戴き、出会いの機会を創るべく、動いてまいります。