世界は変わる
すっかり変わった秋の風がこんなにも優しいのを初めてのように感じて包まれています。思いもかけぬ仙台の一夜、頭の無謀さは働きかけによってひっくり返ります。偶然見つけた昼バスで東京を経て、いつもの最寄りの駅に降り立ったとき、まるで別の星に来たようでした。光彩を放つ月と並ぶ星の表現できな感いくらいロマンチックな輝き。台風の影響で大雨が降るのを恐れて新幹線で帰ってきたのが嘘のようです。
当面すぐに考えなければならないこともあることを、頭ではわかっています。不安はありますが、頭で考えても答えはありません。命は考えたふりをします。
仙台コンサートの休憩時間にお見立てをしていた高麗さんと話す機会がありました。そこで伝えていただいた先生の言葉が、帰宅して入浴しているときにやっと(なる)と浮かんできました。そうは言ってもという思いがありました。治らないと思っていた身体のことも、だれでもない自分身が治していくことをしていこうと思います。
仙台から昼バスで見た空は、光り輝く積乱雲と灰色の雲、筋を引いたように浮かぶ雲が混在していて、季節の変わり目というだけではない、世界がこれから変わっていく、今までになかった時代の始まりを感じました。眠れなかった仙台の一夜なのにバスの中でも東京からの新幹線の中でも眠ることはなく冴えわたっていました。仙台にいた時のような体の重圧もなくなりました。ようやく盛岡の応用コースが終わるころにやっと眠気が。
仙台コンサートの開演を待っているときに隣に座った今は東北に住むとおっしゃる古い受講生と話していた内容をそのまま聞いていたような応用コースのテーマです。書き込みを読んでびっくりしました。
いつも予想もしていなかった、一見悪いことのように見えることから始まります。却ってそのことで先に向かうことができるということをいままでにも何度も経験しています。いつもこれからですが、本当に世界は変わる時を迎えていると感じます。私の人生も本当にシートベルトのいる人生です。盛岡のコンサートは自宅でご一緒します。
ありがとうございます。