世界に向かう風
東京の高麗屋さんのプレオープン、おめでとうございます。先生のお話しのライブ配信、高麗さんのビデオ講演会、皆さんの書き込みからも大変楽しみに8月15日の大事な日に伺わせていただきました。
外観もなんとも素敵で中に入ると木のぬくもりが優しく、テーブルやいすの角がまるくてとてもいのちに優しいこと伝わります。日本特有の繊細さがほどこされながらもありながら海外にいるようなスケール感があって新しい空間に感激しました。
高麗さんの語りに参加させていただき、高麗さんのお父様のこと、戦地にいかれたお父様のお兄様のこと…終戦の日ということから戦争のこと、今年はこれまでの8月とは異なって感じられることを伺いました。そして五女山のお話しを伺い、まるで秋の五女山にいるようで旅しているようで楽しかったです。毎日、皮のノートに向かい、いのちの言葉、ひかりの言葉を紡ぎだされることの表現に次元を超えた輝きを感じ、お告げで改装されたそのすごさに圧倒されました。皮のマーブリングのランチョンマットも素敵で感動し、先生の陶器はこの空間にあってとても素晴らしいです。
高麗さんに極上のコーヒーを淹れていただいている間は詩を書く時間でしたが、そこで感じましたのは、静けさの中にある森…静寂と深閑にある静謐な森のようなのです。深く…深遠な世界をたどっていくと、源に通じる光を感じました。ここにふれ、今日からスタートできると希望にあふれ、未来を感じました。静かでありながら何もない、宇宙とつながるような感じでもあり、高麗さんの表現される、桓仁の地にいるようでした。「語り」で高麗さんが五女山のことを表現してくださったからと表現され、その空間が広がっていくことはすごいと感じました。ともにあったのは、多くの亡くなった方々の魂です。8月に入り、戦争のドキュメンタリーや40年前の飛行機事故の映像を見ることが増え、今、起きていることもそうですが、いつのまに身に応えていることもありました。けれど 不条理の中で亡くなられた方々はともに時を過ごされて涙を流され、喜んでいるように感じました。語り合いの時間は、皆さんの表現から生まれてくることもあって、きゅんとしてしまう表現にこころが弾みました。
最近、先生のコンサートツアーに参加した20年以上前のイランのシラーズで感じた風、アフリカの大地の香りが生命の躍動と共に何かこの社会の枠組みから解放されていくような、もっと自由で大きく生きていたような感覚が蘇ってくるようなのです。自由で広い風です。その風にみちびかれ、源のひかりにみちびいてくださいました。
ウェブサロンでは、地方の各所でいだき講座がお決まりになったことやコーヒーについて広がっていかれていくみなさんの書き込みにも、勇気を得ています。高麗屋さんのプレオープンでの催しは大変すばらしく、また伺わせていただきます。心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。