一枚の和紙に
一枚のマーブリングをした和紙に見た世界は先祖の魂でした。和紙の由来は様々な説があるとは書かれていますが、私は高句麗伝来と聞いています。先ほども改めて調べましたが、日本書紀には高句麗の王、高句麗の僧、曇徴が日本に伝えたと書かれています。幼い頃の夢の香りがする光景を見た時、曇徴のことを想いました。パリにて、先祖伝来の和紙を運び、先生と出会ってからの真の自分を表す作品を展示させていただくことは私のやるべきことと見えた瞬間、未来が見えました。墨も筆も硯も高句麗伝来ですので、私がずっと墨も筆も硯を持ち続けてきたことは、魂の導きと感じています。先生に出会えた人生は過去に生きた魂共に、魂が報われていく活動をしていけますことに深く感謝します。