KEIKO KOMA Webサロン

ヨーロッパの歴史


緊急事態宣言が出ている連休中だったと思います。イタリアの水の都、ベネチアに、なぜコロナ感染が広がっていったのか、という番組を偶然見ました。最後までは見られなかったのですが、先生や、高麗さんが行かれた、ファチオリさんのピアノとの御縁があるベネチアは、水の都と共に、イタリア全土から仮装して集まる最大のイベントがあるということを知りました。大変に由緒ある古くからある宗教的な歴史を感じる仮装の大イベントは、ヨーロッパ中からたくさんの人が集まり、コロナが蔓延する少し前から開催されたそうです。最初、人びとはコロナのことを遠いアジアの出来事としか捉えていなく、一年の最大のお祭りは、仮装することで歴史的一代行事を表し、イタリア人にとって最高の楽しみであり、誰もが高揚し、広場にて賑わっている興奮の最中に、確実に忍び寄っている新型コロナの怖さを伝えていました。昔、ペストが流行った時代、ヨーロッパは、30年の間クスリも発見されず、ペストと共にあったと、その驚異的な長さを初めて知り驚きました。身分も何も関係なく、ベネチアから離れた小さな島に、感染した人は隔離され、亡くなっていったそうです。
今の時代は、様々な危機を生き、乗り越えて来た人達が作った歴史であることを、緊急事態宣言のなかに、より身近な事としてわかっていきました。今を重ねると、人間が過去に作って来た文明からの大転換期に在ることを、単なる感染症を乗り越えるだけではないと明らかに感じ、知るのです。
明日、明後日の迎賓館の高句麗伝説は、自分のみならず、配信が見られない受講生と共に、ライブで参加させていただきます。

キラキラと木々の葉から溢れる光を感じる迎賓館のコンサートと共に、明日、明日とつながっていけますように。

5月の配信をありがとうございます。

 

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高句麗伝説
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