メメントモリ
変更の利かない新幹線のチケットであったため、日曜日は「死について」のみの参加でしたが、奇跡的に参加できて本当に救われたと強く感じております。少し前の書き込みに「先生の音を聴くとなぜか自分はいつも死を感じる」というようなことを書かせて頂きました。その本当の意味、そこから何をすべきかを、初めてわかった「死について」でした。先生の音を聴くとなぜかいつも死ぬことのリハーサルをしているようだと感じていましたが、それ自体が悪いことではなかったと気づきました。問題は、私はいつもそこで止まっていた、ということです。今回先生の講座を拝聴し、だからこそ、そこから何を考えどう動くか、使命を追求するための土台が「人生は一度きり、人間は必ず死ぬ。一度きりの死」をしっかりと受け止めることなのだと。大変不思議なことに、「死について」をお聞きして以降、死を身近に感じても、一瞬はモヤッと不安が過ぎりますがすぐさま「さて!では何をすべきかな!」とめちゃめちゃ希望に溢れたピカっと光るものが心の中に生まれます。毎回必ずそうなります。すごい。先生にお会いして35年。こんなことは初めてのことです。(遅くなりました!)「メメントモリ」という言葉があります。しかし「人生一度きりだから常に死を思い、人生を楽しめ」という意味の説明を読んで、ちょっと私には納得できなかったのです。「人生を楽しむ」という言葉には「自分さえ楽しければ、まあいいさ」というニュアンスが拭えず、そんな人生いらん、と、いつも思っていたからです。今回の先生のお話によって、私にとってのメメントモリは「使命」と一つであると決めました。スタートラインに立ったばかりで、まだ何もない有様ですが、今後は先生の音を聴くたびに「死」を思い、すぐさま「使命」を考えるという、これまでにない奇跡のような毎日が過ごせるかと思うと、有り難くてありがたくて、胸いっぱいです。今日は私の子供の頃の悲惨な日々を友人に語る機会がありました。「愛が何か全くわからない家庭環境で育ったから、本当ならばいつか人を殺してしまうような人間だった。いだきしん先生に出会えて今の自分がある」と話せるこの人生を・・・ありがとうございます。