マドリードの一日
朝、起きて窓を開けると、外は真っ暗で、夜景を見ているようでした。マドリードの朝は遅いことを知る朝でした。夜の間に具合が悪くなっていることを体の重さ、しんどさから気づきます。
外へ出ると、強風が吹いていました。皆で思わず笑いました。いつも私が動く時、風が吹きます。それも史上初と言われる台風が来たり、激しい雷雨となります。砂漠の地、イランのテヘランでも「高句麗伝説」の開催日は嵐が来ました。イラン人はありえないことと大変驚いていました。いつもの乾いた地が大雨に濡れることを初めて見ました。海外「高句麗伝説」一ヶ月コンサートツアーの時も、毎回雷雨となっていました。ここ、マドリードも強風とは。。。と大きく動いている魂を感じました。
作品展設営は、皆が一生懸命してくださるので、生命は躍動し、感謝で一杯となります。スタートしてからは、足が痛くて耐え難く、大変しんどい状態でした。途中、草履をお借りし、少しの間は楽と感じ、動けました。お見えになったお客様が、立て続けに巾着袋を購入くださり、とてもうれしくて、このまま動けると喜んでいるのもつかの間で、次第に草履を履いても足が痛むようになり、この地の重荷、人々の苦しい状態を感じている故に、足も痛く、体中苦しく、しんどいのだと考えはじめました。先生が居てくださりすべてを身に受け、変えてくださるので、耐えられます。パリの時と比べれば人通りが圧倒的に少なく、お越しくださる方は少なかったです。が、作品に出会ったとおっしゃり、購入してくださる方が多くなったこともうれしいことでした。
内面の光が強いことを何度もおっしゃり、ずっとスペインに居てほしいとおっしゃった方もおられました。はたらきかけと受け止め、今後の動きを考えました。いだき講座を受講した生命は人とは比較できない生命であり内面であります。このことを理解して皆で歩くだけで平和を作っていけるように真剣に取り組む時と肝に命じています。今晩は雪が降るとも言われており、とても寒いです。ロシアへ行く時は完全防寒装備で行きますが、この度は以前のスペインを想定し、油断しました。空港に降り立った時から、私が知っているスペインとは違っていました。とても暗く、寂しい地と感じました。社会状況が大変厳しく、人々は限界となっていることを身に感じることから身にしみわかります。
しんどい一日の最後は、それでも明日へと希望を抱き、今日の一日を終わることができ、ほっとしています。何よりありがたいことと感謝しています。ありがとうございます。