ジェンダーを巡って
先生にお会いできなければ、とうに諦め、生きていたかどうかすらわからないと思います。
日の昇らない真っ暗なうちに東京を出発し、真っ暗な深夜に帰宅しました。東京に着き何日出かけていたのかと思いましたが、たった1日であったことを思い出し、長い1日であったと感じました。
二人では答えが出せない限界にあり先生にお会いさせていただきました。
男女のことを知らずして、あるいはないがごとくに生きては、何のために生きているかわからないと感じていきます。しかし現代の経済中心の資本主義社会の中では、ないがごとくに生きる方が一般的になっているようで探求していくことの方がおかしなことのように阻まれている環境に苦しさを感じていました。日本文化について教えていただいてから、自分自身の中にも流れている日本女性の魂があるはずであるという仮説をもち、興味の対象が変わるとともに過去の自身に染みついていた禁欲主義や原罪を生み出したヨーロッパの歴史的観念から脱皮し、もっとおおらかな豊かな感覚に目覚め始めていることには希望を感じていました。しかしそれを理解して受け入れてくださる相手がいて、はじめて喜びになっていく、その先へと進めないことは辛いことでした。その限界の先へといく第一歩が昨日のジェンダー講座であったと感じ有難いでは表現しきれない感謝と驚きを感じています。
どんな闇も悪も美しいものに変えてしまえる先生ほどの強い男性が他におられるとは思えませんが、男とは何かを教えてくださり、女である私の内なる秘められた力や能力を引き出してくれる相手こそ自分の生命をかけていける相手であることをジェンダー講座の中で体感しました。それはもし周りに誰もいなければ声をあげて号泣したいほどの衝撃でした。
ありがとうございます。