ジェンダーをめぐって
ジェンダーをめぐっての講座に参加させていただき、誠にありがとうございました。
地元である秋田の北部も大雨の影響で、崖崩れや冠水が起こり、昨夜未明から父は市役所に詰め、母は職員みんなにおにぎりを差し入れしたとの連絡が入っていました。
日々様々なことがありますが、どこにいても力になれるように生きることがやるべきことと心し、先をつくりたい気持ちで、講座に向かわせていただきました。
無事に仲間と東京に着くことができ、誠にありがとうございました。
私は家族にすら感情をちゃんと表現できないまま育ってきてしまいました。
思い出したくもなく忘れようとしていたのですが、中学生のころ男子生徒から性的な言葉で嫌がらせを受けたとき、すごく気持ちが悪く、悲しくて悔しかったけれど、迷惑をかけたり、大袈裟になるのが嫌で親にも友達にも言えず、我慢して早くこの場から消えてしまおうとだけ決めていました。本音の言えない関係、環境という暗黙の枠に囚われ年だけを重ね、自分は自分の感情すらわからなくなり、どうしてよいか、どう生きてよいかわからないまま、役割を持つことで居場所をつくろうとしていました。いだき講座を受講する前のことで、自分のことですがとても悲しい生き方です。
感情を出すことはいけないことだと、ずっと思っていました。ジェンダーなどと言う前に人を大切にすること、人間であれば沸き起こる感情があり、それを社会で活かしていけることは真の希望です。
“女性の声は神の声”と伺い、感情を感情のままにとどめず、正確に言葉にすることは生きる場をつくっていくこと感じ、皆が生まれてきた意味をわかり、共に喜び生きられる社会をつくっていきたいと感じます。
これから仙台に戻ります。
先生、高麗さん、貴重な時をありがとうございます。