コンサート
第一音からある光景が見え、無性に哀しくて、心が痛くて、寂しくて、我慢していた何かが堰をきったように溢れ出し、涙は流れ無声の慟哭が体から溢れました。次に浮かんだのが認知症になり週数回一緒に生活をしている祖母の今朝姿でした。独りにさせてごめんね、わかってあげられなくてごめんね、独りじゃないよいつも一緒だよと呟きながら涙は流れました。すべては先生の音にしか救いはなく、ただただ身を任せていました。目を閉じると音は光でした。ふっと涙が止まり、先に浮かんだ心が痛んだ同じ光景がみえましたが、もう心は痛くなく、ただただ優しくその光景は在りました。魂の救済。と呟いていました。先生の演奏によって心身についた垢がどんどん消えていきます。演奏中もどれたけの魂が報われる事なくあるのだろうと、そして犠牲になった無垢な魂がどれほどあり、生きられない世界はおかしいと、無垢な魂がそのまま生きれる世界が真っ当な世界なんだといきつきました。誰もが垢を着けず生命そのままに生きる社会に世界がなったらと強く望みます。私も垢を着けたり、つける側にならずに生きる。と誓い、あっという間にコンサートが終わりました、が、それはまだ一部の終了でした。第二部は壮大な世界でした。新しい体感の世界におりました。いつか訪れる死も考えました。魂を考える時、何も残さず死を迎えられたら人は幸せを生きると考えていました。それには今をどう生きるかしかないと、本日のコンサートを新しい始まりととらえました。先生がいらっしゃる今しか実現出来ない希望であります。
コンサートが連日あり毎回様々なことを感じ考えるありがたいい機会をいただいております。この1週間は色々あり、睡眠時間もずっと数時間でしたが、溜めてしまった事を次々終わらせていきました。生活習慣も以前と同じ事をしたり、意識中心にいる時は疲れに変わる事も学びました。毎日元気で、自ずとどう生きるかを学ぶ毎日です。この世に無駄な生命はひとつもないを実証すべく、すべての生命に負担とならないよう生きるために、コンサートにて魂の垢をとり、日々磨き、いつか無垢な魂が生きれる社会をつくっていきます。先生、高麗さんがいらっしゃる今しか実現の出来ない希望であります。
すべてにありがとうございます。