コンサート

連日コンサートの一席に座らせていただける幸運を誠にありがとうございます。

初日は身体の不調なところに意識がとられていましたが、それも一つの観念に囚われ、生命のままを表現できない重しで身体を痛めている、いつものパターンがよく見えました。やはり私は女として生まれたことを苦しみと感じ、自分で自分の存在を否定していくような観念がまだ記憶の中にあることを自覚しました。なぜこんなにも囚われていくのか、、恨みの元が身体にあることが苦しく、別次元の答えを探しました。

2日目美しく生きた女性に、美しい魂に、会いたいと感じた時、会える魂にならなければいけないことを感じました。世界を変えたい、幸せに生きられる社会を実現したい、と生まれたとき、女性だから、、というどこか板に縛り付けられた身動きの取れない状態から脱出できました。世界を変える生命として、美しく生きた魂と繋がり、自由を感じました。主体を取り戻すと、社会的な立場や役割とは関係なく、自身の存在から生まれてくる気持ちを実現する意思がはっきりと立ちました。

そして3日目のコンサートは、頭の先から爪の先まで、全身の内臓から筋肉全体まで揺さぶられ、洗われ、到達した世界は、過去を繰り返すことのない新世界でした。悲しい歴史、痛みも苦しみも、かつてはそうであった過去のこととして精算され、今とこれからに受け継ぐことのない新しい世界へ到達し、その深遠な喜びに涙が流れました。到達できたことに感動するとともに安堵しました。しばらく暗澹としたカオスの中を通ってきた体感で抜け出せたことが奇跡とも感じられる経験でした。コンサート後は全身を使ったようでしばらく力が入らず一歩一歩確認し意識しながら歩きました。

明日がどのような日であるか、連日の稀なる経験を誠にありがとうございます。