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コンサートメッセージ


第一部「偉大なる幼稚さ」

現代の世評では、幼稚な大人が多いとか、
幼稚な若者が、あるいは幼稚なカップルがなどと、
幼稚ということであまり良い言い方はされていません。
何か幼子に大変失礼な言い方をしているようにも感じられますが
いかがでしょう。
幼稚さというのを何かをはじめる動機としてとらえたら、
幼稚さという感覚、気持ちこそ失ってはいけないと考えます。
様々なことに好奇心を持つのも幼稚さの特徴です。
そうすると、困ったこととしての幼稚さは何で起こっているのでしょう。
動機を活かさないままでスタートしていない、止まったままでいるあり方が問題です。
はじめたら必ずある目的とか目標があるはずですから、
達成するまでやり遂げてしまう、あるいは目標は達成したところで
更にスタートしなければならないかもしれません。
何かの学習を例にあげると、
人の評価をあてにして学習するなどということは
本来の自己を発見し活かすということではないので、
注意が肝要です。学習の基礎は学べても、その基礎をもとにして
更に学習、研究を進める為の基礎にすぎないのです。
この基礎を活かす為にこそ幼稚さが基本中の基本です。
ゆえに「偉大なる幼稚さ」です。

第二部「愛の深まり、広まり」

愛は深まり、広まり、成長してはじめて愛といえます。
もしも、はじめて知った愛をなつかしむようにしたら、ほぼ愛はなくなっています。
愛はとどまることはありません。
宇宙と交わり、俗世まで巻き込み、個々の自律を高めます。
平和の根源、根幹です。
どこまで掘り下げても、同時にどこまで広げても、果てはありません。
何事を成すにしても愛なくしては一過性にすぎません。
今時、一過性にかける人生などありえません。時代は目まぐるしく動いています。
無駄に人の命を奪う戦争などは起こしてはいけません。
傷んだ地球をこれ以上壊してはいけません。
あらゆる生命は愛の深まり、広まりにより、今までのことでは
考えられない未来を創ります。

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シリアの香り
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レバノンより
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モスクワ コンサートホールにて