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救済


第一部「救済」

超自然的な存在や力、もしくは自己の精進や努力によって、
生理的な病や心理的な苦痛から脱却すること、と定義します。
本日のテーマを考える前に、マックス・ウェーバーが
提唱した概念で「脱魔術化」について考えていました。
マックス・ウェーバーは、
「救いの手段としての呪術を排除すること」という意味のことを
云っています。呪術を排除するというのは当然のことです。
しかしながら現代、なかなか排除できないのが呪術、
あるいは呪術のようなものです。
再度、「救済」の定義を思い出してみましょう。
超自然的な存在や力、もしくは自己の精進や努力によって、
生理的な病や心理的な苦痛から脱却すること。


第二部「究極の救済」

「究極の救済」といえば何を想い浮かべ
何を感じられるでしょう。
何方も言葉につまることはないでしょう。
「愛」といえれば正解でしょう。
正解ではあっても、現実はなかなかままならないでしょう。
「究極の救済」としての「愛」をご経験下さい。
内面的に深く、宮殿の奥の秘密に到達するような、
同時に全方位の広い空間、全生命圏と交わり、限りなく美しい
経験をして下さい。

今日は、9、11があった日ですので、しんどい日となるかと少し予想をしてしまいました。朝起きた時にくるしい空気があり、やはりと考えましたが、このパターンを乗り越えないと先はないと甚く感じ、ずっと考え続けていました。最近自覚しはじめたのですが、胸の奥深くから言いようのない恐怖を感じるのです。頭にある神という名の悪魔につかまれ、監視管理されていると考えていました。正しいか間違いか、良いか悪いかととられてしまい、人と分け、分断していく意識です。そう考えるから悪魔的になると最近気づき、やっと抜け出せると希望を感じていましたが、まだあることは自覚していました。今日は、突然恐怖を感じるのは誰かに感じているのではなく、自分自身であると気づきました。悪魔がいると考えることは対象化している故であるとわかると、子供の頃からの様々な場面が思い起こされたのです。そして合点がいきました。外へ出た瞬間から自分を対象化し見て、まわりと同じように振る舞おうとしてきたことを思い出しました。目に見えない世界が見えることは隠し、見えないようにとぼけることを身につけました。今までの人生が見え、解放されました。コンサート会場に着き、出迎えてくれたスタッフに私は私になったと喜び伝えました。ビデオ講演会でも喜びお話しさせていただきました。今日という日にコンサートがありますことはおおいなるはたらきかけと深く感謝し、楽しみでなりませんでした。開場となり、巻物をお渡しさせていただくと、人だかりとなり、巻物をひろげると歓声が上がり、お祝いの場のように華やかで喜び満ちています。私も解放の喜びの声をあげたくてならず、皆で喜び合いました。そして素晴らしいコンサートメッセージに歓喜しました。正に「救済」されたと感じていましたところに「救済」というメッセージでした。心理的な苦痛から脱却するとの言葉を見ると、涙が出てきます。自分が自分になれず自分を見ている意識では苦しくてなりません。演奏は心地よいばかりでした。いつもはわかろうとし必死でお聴きしていますが、今日は力が抜け、何も考えずにその場にいました。ピアノの音が風のようでもあり水のようでもあり、木々の木立を歩いているようでもあり、宇宙空間に飛翔しているようでもあり、言葉にはならなくても「救済」していただいていることは全身でわかりました。内にある窪みやへこんでいるところ、活き活きとはたらいていないところ等々が光に包まれ、まあるくなります。おおいなる存在に抱かれ幸せでした。心は光に満ち、ただここにいることが幸せでした。ずっと心地よい風に吹かれ、永遠にと望む世界でした。今までも救済されることの連続で生きてこれましたことに深く感謝します。そして今日は究極の救済を経験しました。

第2部はさらに「究極の救済」です。こんなに幸運なことはないと深く感謝します。ピアノの音がピアノの音とは聞こえずに、全体と一致する個が全体と一つに輝き、語りかけてくれているのです。おおいなる存在とひとつである先生が語ってくださっているのかと感じ、驚きました。なんて素敵な語りでしょう。この音を言葉にするならときめき、予感です。良い実りが生まれる未来へ向かうときめきの予感です。この音に誘われ未知なる世界へ飛翔したい気持ちが生まれます。「究極の救済」を体一杯に光受け経験させていただき、愛に抱かれました。胸の奥深くに宮殿が見えました。秘密の香りがしました。メッセージの言葉「宮殿の奥の秘密に到達するような」と書かれていたことを思い出しました。喜びの笑みが自然と生まれ、思わず微笑んでいました。そして限りなく美しい世界が目の前に一気に広がったのです。ここはどこと目を見張る美しい世界は、愛の光に満ちています。「究極の救済」を経験させていただき、明日は「高句麗伝説」です。なんて幸運なのでしょうか。おおいなるはたらきかけとしか考えられない奇跡的な流れです。

会場のロビーからはいだきを始めさせていただきました父が経営するアパートがあった土地が見えます。コンサート前にすべて自分であったという人生初めての気づき、解放を経験させていただき、明日はわたしはわたしになり「高句麗伝説」をしますとビデオ講演会で話ました。コンサートが終わり、ビデオメッセージを撮影した時会場の外に父をはじめ、たくさんの高句麗人を見ました。高麗の香りがしたのです。身震いしました。明日は同じ会場で「高句麗伝説」を開催します。これからが真の人生はじまります。記念すべきこの時の「高句麗伝説」を是非共に経験してください。ありがとうございます。

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仙台より