オレンジ色の秋
秋晴れの美しく気持ち良い盛岡から、仙台、山形と立寄り感動する道中でした。多賀城コンサートを以て隠されていた歴史が現れ世界は根底から変わったことが時を経る毎にわかります。自然を尊ぶいのちは自然の恵みを受け何にも代え難い力に満たされています。
そして東京に着くと、自然の力に触れることなく働いているとても疲れた空気があり、人間の生きる環境では無いといつになく感じました。同じ言語を使って通じるようには見えず同じ人間なのかと何度も疑問を抱きました。
いだきしん先生のピアノコンサートがはじまると大自然の中にいるように癒され、それだけで安堵しました。
沢山の新しい建物が建ち汚れた大地の悲しみと聴こえる音は途轍もない女性の強さを感じる音へと変わり、一瞬にし生命を生まれ変わらせる程の大地のエネルギーに身震いしました。愛し合う力の源泉と感じます。
大地の力のない何物かわからない食事をして、命を生かさないお金を稼ぎ、何物かわからない人間になっている循環にアノミー状態を肌身で感じます。愛や恋どころではなく、土地の力が入っていない人間は人間とはいえないと、土地が生命を支えてくれている事をわかりました。
疎外とアノミーの蔓延した地上からどんどん離れて上昇し地球丸ごと生まれ変わるような音を聴きながら、量子の世界へと達した体感でした。本当はコンクリートの下の大地や地を司る女性たちに生かされている計り知れない人間です。東北から始まった長旅で今回はすっかり生きる根底から変わりました。多賀城コンサート後の東北の自然はあまりにも素晴らしく、食事もその土地の源泉も空気も全て豊かで毎日違う活力を得て自然の恵みに生まれ変わらせて頂きました。
人間であることの学びを本当に有難うございます。