もっとも純粋なる出会い

連日、ウクライナとロシアの爆撃報道をみている日々がこんなにも生命は悲しかったのだと１部で行き場のない悲しみに襲われました。地球上で命が無駄に奪われて、家族が離れ離れになって、恐怖の中で祖国が奪われようとらしている人々がこの地球にいるということがこんなにも悲しみとなって生命の内にあり、人間は自分だけ、自分達だけでは幸せになれず、この地球で暮らす人間みんなが幸せでなければ自分の幸せもないと生命のうちから溢れる悲しみがありました。誰ひとり、命を奪ってはいけない、その悲しみは体のなかにありました。
２部は神、神々を現されるその音は、もっとも純粋ないのちとの出会いでした。純粋とは神と一つの世界であり、純粋はどのような悪もどのような不純も入り込めない神と共にあるいのち。そして突然ばっと視界が開かれ、よろこびがありました。よろこびは生命そのものであり、自然界はすべてがよろこびに満ちていました。いのちが喜び、喜ぶことをすればいい。身体には意志があることも経験させていただきました。ピアノという楽器をあのように弾ける御方は先生しかいらっしゃいません。アンコールは雪溶けの春のようでした。神をこれほどひとつに感じたことはありません。コンサートをありがとうございました。