ふちゅう

五臓六腑のなかがそのまま空間にあるような府中でした。。

昨日、Facebookでつながっている従弟の夢の中に私の母親が出てきて「章子（私）が家出して帰ってこないから今度会ったら帰ってくるように伝えてと言っていたよ」というメールを従弟からもらったので、急遽、今日の午前中に横須賀の老人施設まで面会に行きました。コロナ以来の久々面会です。コロナ以前にあったときすでに私のことも姉のことも全然認知できない母でしたが、本日も無反応でずっと下を向いて、眠っている風でした。たまに頭を挙げて私と目が合うとすぐまた下を向いていました。iPadで先生の音を聴いてもらいながら、先生の音を聴きにアメリカに行ったね、ギリシャもスペインにも一緒に行ったねと話しかけましたがずっと下を向いていました。でも身体はいくぶん乗り出したようにも見えました。
不思議な感じを受けました。
身体は健やかな感じなのです。
身体はありがとうと言っているようなのですが、本人は意識なく夢うつつです。
いのちは　本人の意識とは関係なく　めんめんと何百年も　いのちをつないできたことを　
訴えるように、唄うように　生きているのです。
介護でご病気が末期で夢うつつの状態の方にお会いすることはありますが、そういう状態とはちょっと違うんです。年齢でしょうか。やはりさすが97歳！違うんだなあと感嘆しました。

横須賀までの長い道中、電車の中で物理学者が書いた武術の本を読み、あまりにも面白くてふつふつと笑いがこみあげてくるほどでした。

そして伺った　本日　府中コンサート。
まるでいのちの交響曲のように音が、いっぱいの音が、全身、響き　空間に響きました。

不滅。
それを目前とするとき　ウソものや造り物やこの世の常識など一切壊れ　バッサリ切られる。
不滅は勝つ。不滅だから。
不滅　は　あい。

府中コンサートありがとうございます。