びわ湖ホールコンサートに参加して
羽衣で湖面を撫でるようなやさしい演奏なのに、頭の幹・肩・肝臓腎臓膵臓を根こそぎ削ぐ、というより引っ剥がしていただき、意識もぶっ飛んでいる感じで、あたかも自身が入れ替わったかのようにさっぱりしました。
何にもない。あるといえば、内面の宇宙がひらかれ、外の宇宙とつながり、からだに一本の真の筋が通りました。
この世で生きて、このような経験ができる幸せに感謝します。
かぶっていることにすら気づかない。自分で自分がかぶったにもかかわらず。問題は問題でなくなり、ただただ、生きていることに感謝するとともに、俺も捨てたもんじゃないから、活かしていきたいという思いが湧いてきました。
明日はアントレ。
ありがたい流れです。
会場からの帰り道、お祭りの練習でしょうか、公民館の2階から、笛や太鼓や鐘の音がして、ちょっとずつ寂しさを感じる気配のなかに、秋の風情が心に残りました。
ありがとうございます。