ひらかれること
京都でのジェンダー講座に参加させていただき、まことにありがとうございます。
ずっと心待ちにしていた講座であり、ジェンダーでしか経験できないこと、またおもいもよらなかったお話やすごくタイムリーなお話に、ほんとうに命拾いさせて頂き、身にしみて有り難いばかりです。
先生に表現させて頂き、自分がわからなかったことやいまの現状を超えていくために、先生のお話はあたたかく大きな力を頂きました。なぜ、「すき」や恋が起こるのか、それでも悪くなっていく関係、いずれだれもが病気になり衰えていく、そこで仕事をしていること、自分自身もそのことを超えていかないと人の役にたてないし自分が生まれ生きていることを全うできません。ことばはあっても、過去にはなかった、ほんとうの「愛」。先生、高麗さんに出会い、講座、コンサートで経験させて頂いたことを現実にし、世界を変えるひとりになっていきたい気持ちは、よけいなことがなくなり、生きられる社会をつくる生き方を、2時間、3回もの長い時間、伝えてくださり、身体熱く動いていく力となっていきます。
お一人お一人マイクで表現されること、先生とのやり取りに自分もつながることが多くあり、とてつもなく大きな学びでした。
「体はぜんぶある」と。ニーチェの「体こそおおいなる理性」とのお話から、知らずしらず自分も二元論がまだ頭にあり、自分や人の体を対象化していることにも気づきます。
そして、しあわせは女性の体の中にあり神秘の力が隠されているとお聞きし、驚きとともに喜びと大きな希望湧きました。それは男性によって、男女の関係によってひらかれるとのことですが、コンサートでは経験できるとお聞きし、これまでのながい人間の歴史にない解決に大きな希望よりありません。
最後のほうで子宮のお話から胸の痛みと苦しみが強くなり、自分の大きな弱点があらわになりましたが、引き上げてくださったことに只々涙と感謝あふれました。
はかりしれない救済の場、ずっとはたらき続けてくださっていること、心よりありがとうございます。
天田敬子