ひとつ
迎賓館コンサートを誠にありがとうございました。
演奏が始まると鼓動が速くなり、おそらく脈は150をとうに超えていると感じました。息も切れる程でした。3度くらいそのような状態があったかと思います。休憩後の先生のお話に、ことの深刻さを考えました。
それでも後半のある瞬間、先生の音のリズムと心臓がぴったりと合ったとき、先生は演奏を止められ、再びお話下さいました。仰る通り、やっと、先生と通じたことを分かりました。その後の演奏は涙よりありませんでした。地球のこともイスラムのことも全て生命一つに感じておられる先生の存在を感じると涙よりありませんでした。悲しいかな、知識が浅いことによっても、情報を断片的に知っているという状態でも、自分には関係のないことになってしまう感受性より育たないことに気づきました。またその後のビデオ講演会にて、そもそも知識となることの前提から間違っているということでは、お手上げと感じました。生命は全て一つなのに、自分の関心の範囲でより感じない感受性の悪さに気づきました。生命は全て一つと分かると、地球の痛みは自分の痛みであり、地球の悲しみは我が悲しみであり、人の悲しみですら他人事として生きていることの愚かさまで受け容れ変えて下さっている先生の存在に涙よりありませんでした。言葉によっては通じ合えない境を解いて下さる先生のお働きこそ人と共に心通い合い生きていける道、人類が一つになる道であることを経験し、先生のされていること、又30年以上も前から先生のお働きを分かっておられる高麗さんの活動に涙が溢れました。
また今日は迎賓館へ高麗さんのマーブリングの振袖を着させていただき大変素晴らしい経験をさせて頂きました。ご自身は迎賓館には参加されないにも関わらず遠方から私の着付けのために来てくださった受講生の方がおられ、大変嬉しいことでした。マーブリングを着てデパートを歩いているとご高齢のご夫婦がずっとこちらを見ておられ、自然とお話させて頂く巡りとなりました。元呉服屋さんの方であり、現在若い人が着物を来なくなったこと、着ていても着物とは言えないまるで偽物を着せられていることの心境を語られ、私がマーブリングの着物を着ていることを大変喜ばれ関心を持たれたのです。お着物から、高麗さんのことをお話させて頂け未来を感じました。また高麗ギャラリーでもフランスからお越しだったお客様の隣に偶然座った巡りから会話が始まりました。帯の結びをとても喜んで下さり、近くに座っておられた受講生の方と一緒に高麗さんのこと、先生のことをお話しさせていただけました。1週間前に簡単に作った名刺は、全てなくなり、出会いをつくってくださるマーブリングのお着物に未来を感じます。
京都高麗ギャラリーに来させて頂くと、世界に向かう生命の躍動を取り戻します。
特別な1日を経験し、今後の仕事、生活全般に渡って次やることが見え有難く感じています。
本当にありがとうございます。