はじまりのお話し

朝、窓を開けベランダに出ると、久しぶりの青空と、心地よい風が迎えてくれました。朝顔も弦を伸ばし、ミニシクラメンからちょっと生えていたカラーが、一日でにゅっと伸びており植物の成長の早さにびっくりです。

昨日は、ジェンダー講座に参加させていただきありがとうございました。トランスジェンダーという言葉は、活字上は目にする言葉ですが、まるで理解していないことを認識しました。内容の深刻さのほかに、そうして言葉を正確に把握せず、なんとなくわかった気になっていることが多い事にも気がつきます。問題の解決方法を考える上でも、本質を理解できていなければ、的外れな解決方法となりますし、当のご本人たちにも大変失礼なことでした。朝おきて、何気なく浮かんだ日常使っている言葉をきちんと別の言葉で表現できるか考えてみましたが、曖昧であることもわかりました。すぐ調べ、ノートに書きました。先生が辞書をお買いになったお話に姿勢正されます。
ジェンダーは何度受講させていただいても理解のなさを自覚するとともに、理解を深める時間です。先生と奥様のお話は「関係」のあり方の出発点であり、いだきへと至るはじまりです。男と男、女と女ではなく、男と女という違いがあるからこそ生まれ、どんどん増えるエネルギー。違うからこそ対立しない、エネルギーが強くなると言う言葉に、はっとしました。まことに尊い時間をありがとうございます。
後藤美香