KEIKO KOMA Webサロン

どうか無事に届きますように


レバノンにいらっしゃる難民となってしまったシリアの方々への支援物資、通関手続き準備作業をお手伝いさせていただき、真にありがとうございました。私は日曜日から今朝方までの3日間で、今日も含めてもっと長期で働いている方々もおられるため恐縮するところもありますが、高麗様の書き込みを読ませていただき、新しい4月に向い、尊い経験を書き込みさせていただきます。

単なる支援活動ではなく歴史的な何かを感じ、極力仕事などは調整して徒歩圏内に宿を取りました。初日に数えるべき鉛筆の量を聞き、唖然としましたが、思いもかけず「職人技」を身につけられるチャンス到来です。まずは束にしていくのですが、雑念が入ると検討違いな本数を掴み作業時間が増えます。私の場合「か み さ ま」と心の中で唱えると一度でその本数を掴めて求める形になるので可笑しくなりました。色々工夫して伝授してくれる仲間もいて、自然に楽しんで行おうと張り切ります。いつしか、無事に到着しますようにと鉛筆一本一本に心の中で語りかけていました。
倉庫の作業と言えば汗をかくと思い込み、うっかり涼しい用意しかしていません。雨も降ってきて寒い夜でした。しかしそのことで、難民の方々を想うことが出来、いろいろ考えました。コンクリートの床で外からの冷気も及んできます。普段いかに甘ったれた生活をしているかを学びます。高麗様からは申し訳ないほど気遣ったメールを頂き、感謝すると同時に、ずっと一緒に居て下さることを感じておりましたので、きっと眠れぬ夜を過ごされているのではないかとお身体を心配してしまいました。書かせていただき気がつきましたが、このことが、先生のおっしゃる「気遣い」とよくわかりました。2日目からはあたたかい、桜美しい日々となりました。あたりの空間もガラッと変わり、先生方のおはたらきを感じました。一つひとつの作業だけでなく、一連の大仕事と考えれば、高麗様のおっしゃる「いのちひとつに」をわかります。適材適所で心ひとつに働くと生きるよろこびを得られます。根源解決が可能なIDAKI、NPO高麗の活動ならではの尊い経験は、必ず新しい風を起こしていると考えます。卓越したリーダーがおられるからこそと感謝するのです。

今回の膨大な通関準備作業にて、国や地域により生活に大きな差が生じる原因を垣間見ました。物が有り余るところから足りないところへ簡単に送ることはできません。同じ地球上に同じ人間として生きているにも関わらず、密輸や武器輸出を防ごうとするからでしょうか。大半は正当な貿易だったり人道支援であるはずですが、信じ難いほど細かい手続きが必要で、お金もかかると知りました。協力してくださった仙台の社長さんもお詳しく、問題を訴えていました。ネット社会、デジタル革命時代と言われながらも極めてアナログな手続きに首を傾げます。同時になんとかならないものかと私が考えても仕方がないのに考え始めてしまいました。「考えていない」「考えられない」行政とはこのことかなと実感し、世界情勢も初めての角度から見えたことで視野が広がりました。
たった3日間とは不思議なほどの時間感覚です。シンフォニーホールとは目と鼻の先でした。周りに高層マンションが連立し、ホールと公園以外は変わり果てている地域でしたが、倉庫前の中学校は昔ながらの装いで、桜吹雪に時代の変わり目を見ました。

午後には神戸港へと出発とお聞きしました。まだまだ関門有りですが、なんとか無事に到着しますようにとずっと気持ちひとつで願うばかりです。
表しきれぬとても貴重な経験をさせていただき感謝申し上げます。
限界を超えていこうとするのが人間とわかりました。
「難民がいなくなるまで」共に働かせていただけましたら光栄です。

私も今回は「幻のコグリョカフェ」で内面を見ていただきたい希望がございます。。。
京都コンサートホールでの尊いコンサートを合わせてとても楽しみです。
真の自分をわかり、実現可能な場は、世界唯一いだきのみ、と断言できます。
出会えた幸運は活かしてこそ幸運と理解します。
明日もどうぞよろしくお願い申し上げます。

真にありがとうございます。

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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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