KEIKO KOMA Webサロン

ずっと心にあった問題解決に向かい


目の前がパーっと明るく開いたアントレプレーヌルサロンでした。ありがとうございます。

訪問と通所、両面から関わらせていただき日々感じていた介護されておられるご家族のお気持ちや人生をどのように受け止めサポート出来るかという課題から昨年デイサービスいのちで『家族の会』を開催しました。

ご自宅での介護の様子を伺いながらアドバイスをしたり、ご家族同士でショートステイを利用するお話しを聞きあったりする中で声があがったのが『自分の時間がない、ゆっくり食事を楽しみたい、ここの食事がいつも美味しそうで自分も食べたいと思っていた』でした。ご家族の希望を叶えるためキッチンラボさんにご協力いただき、ご家族様をお招きしてリフレッシュランチも3回開催する事ができました。とても素晴らしい取組みなのですがボランティアで開催し続けていくのは限界があるのが悩みでした。

先日多職種で考える認知症勉強会に参加した際、美しい水のようなマーブリングのブラウスで参加した私が『NPOいのちの、、、』と自己紹介すると皆が注目し『そのお洋服もデイサービスいのちさんのカーテンと同じですよね?』『理事さんが染めていらっしゃると聞きしましたが、本当に素敵』と話しかけられました。またデイサービスいのちに通っておられた全盲の方を担当されていた訪問看護師さんもおられ『素晴らしい檜のお風呂がある所ですよね?食事が凄く美味しいって聞いてました。全盲なのにお花見にも連れて行ってくれて、お友達になった方が親切にお世話してくれたと聞いて素敵な所だろうなぁと想像してました』と話が続き、皆さんデイサービスいのちにとても関心を寄せている事が伝わってきました。

本題のディスカッションでは『認知症であっても基本的人権が尊重され、個性や能力を最大限発揮し、全ての人と支えあってやりたい事を実現していける共生社会をつくるにはどのように多職種で連携していけば良いか等を話し合いました。その中で、昨年デイサービスいのちで開催した家族会について少し話をする場面があり、地域包括の認知症支援推進員の方から『そういう活動こそとても大事。ぜひお話を聞かせてほしい。介護している方が健やかな気持ちで介護できる状況を作らなければ、共生社会を実現するのは難しい』との申し出がありました。

勉強会を開催下さった医師からも『アルツハイマーの原因と考えられている物質を脳内から除去する薬は出来た。しかし除去しても認知機能は向上せず維持も難しいという結果になった。そのような状況下で認知症基本法が制定され、認知症施策に掲げられた理想的な共生社会を実現していくには地域ごとに動きをつくらなくては一歩も進まないとのお話しがあり、共感し合える人たちと共に動きをつくっていけないだろうかと考えていたところでした。

先生から現状を正しく認識すること、そして問題を整理し絞ること、時間は有限なので無駄はしないこと、問題解決して利益が上がるのが仕事とお聞き出来、地域創生を考えなければ高齢者も生きていけないとのお話に目の前の霞が晴れたようです。
老人ホームをつくるときに実態調査から始めたお話しを食い入るようにお聞きしました。
地域が活性化することなら共感してくれる人と一緒にやれるという希望が湧いてきました。先ずは気持ちや活動を伝え、動いてみます。ありがとうございます。

長崎佐智江

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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて
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